
日本人の察する力
海外で生活した経験のある日本人は一度はこういう気持ちになったことはないでしょうか。 ”言葉で言わなくても察して欲しい”と。
海外でお仕事をされている方も、国際結婚をされた方も、欧米人と関わりを持った時ににこの問題にぶつかることがよくあります。例えば国際結婚をした日本人とアメリカ人のカップルがいたとして、会話がなくなってきた、アメリカ人の旦那さんは心配して話し合いたいと言うけれど、日本人の奥さんはもう話す元気もなく心の中でこう叫ぶんです。 ”もういいから私の気持ちを察してほっておいて”と。
考えてみたら海外に住むのは大変なことです。まず母国語ではない英語を使って日々生活をし、居心地の良い日本からは遠ざかり、自分以外の家族は近くにはいないし、外で英語を使って疲れて帰ってきても家でもまた英語を話さなくてはいけなく、でも母国語ではないから言いたいことも上手く表現しきれない。頑張らずに肩の力を抜いて生活するということが出来ないことが多々あります。
日本にいる時にはこんなにも”生活をしていく”ということに意識せずにリラックスして暮らしていたこと